コンパクトでいい音のオーディオ

SACD(スーパーオーディオCD)を知る

 ある日、価格コムでSACDプレーヤーが賞賛されていた。SACDってなんだろう?調べてみると、1999年に開発されたCDより音がいい規格らしい。そんなものが存在していたとは。CDの音質に不満を持っていたので、欲しいなと思った。CD上位規格にはDVD-AUDIOっていう規格もあるらしいが、SACDの方がたくさんソフトが出ているみたい。

 ユニバーサルプレーヤーで一番安価なのは、楽天で1万4000円前後のパイオニアのDVDオーディオ/ビデオ・SACDプレーヤー、DV-585A。これを今使っている、2000年に2万5000円ぐらいで購入したラジカセに繋げるのが一番安く済む方法。でもよく考えてみると、音ってスピーカーによるところも多いらしいから、今使っているラジカセではSACDの音を出せないかもしれない。

 SACD対応ミニコンポにはどんなのがあるのかな。
 SUPER AUDIO CD/DVD-AUDIO対応ミニコンポには、
オンキョーのX-UN7(D)(2005年10月発売、実売価格4.4〜7.6万円、幅54cm)、X-UN9(D)
パイオニアのX-HA7DV(2005年 6月発売、実売価格3.4〜4.5万円、幅45cm)
があり、
 DVDオーディオ対応ミニコンポには、
ビクターのNX-DD30-S(2005年11月発売、実売価格4.6〜7.1万円、幅50cm)、NX-DV3-W、NX-DV5-S、EX-A10、EX-A5、EX-A1、
パナソニックのSC-PM910DVD(2005年4月発売、実売価格4〜5万、幅46.5cm)
があった。

 やっぱりシステムを組んだ方がいい音がするだろうな。クラシックファンなのでマランツのアンプとプレーヤーとB&Wのスピーカーを組み合わせることを考える。マランツのホームページ-「製品情報」-「オーディオスタイル選び」-「Super Audioを気軽に楽しみたい貴方へ」を見ると、組み合わせ価格:318,150円。設置幅44cm、高さ42cm。憧れだけど、このぐらいのシステムを使うのなら、オーディオ中心の部屋づくりにしたくなるし、そうなると場所をとるし……。

 ついでに2000万円の超高級オーディオにiPodが挑戦/デジタルARENAを参考に最高級品でSACDを聞く組み合わせを考えてみる。

  スピーカー JBL Project K2 S9800SE 標準価格 346万5000円(173万2500円×2)
 + Mark Levinson No.432L(パワーアンプ)標準価格 173万2500円
 + Mark Levinson No.32L(プリアンプ)標準価格 336万円
 + MARANTZ SA11S1(SACD/CDプレーヤー)標準価格 36万7500円
 + SILTECH LS188 MK2-2.5M(パワーアンプ→スピーカー間 左右ペア) 71万4000円
 + SILTECH SQ110 MK2-XLR-8M(プリアンプ→パワーアンプ間) 158万3400円
 + SILTECH SQ110 MK2-XLR-1.5M(CDプレーヤー→プリアンプ間) 42万8400円
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 = 1165万800円

 一般家庭で聞くものとしては現実的ではないよ^_^;私も耳にすることがあるにしてもどこぞの名曲喫茶かオーディオ専門店での試聴程度になりそうだ。記事によると、このクラスになるとCDとSACDの差が感じられないらしい。

やっぱり省スペース重視ならラジオCD

 用事があったのでついでに電機店にミニコンポを見にいった。パイオニアのX-HA7DVの黒バージョンがあった。実物を見てみると、今使っているラジカセと比べてサイズが大きいと思った。
 やっぱり省スペース重視ならラジオCD型になる。音がいいもので選ぶと、ボーズのWAVE RADIO(高さ約10cm、価格7万5000円)かマランツのPersonal CD System CR101(高さ約20cm、価格3万3000円)。WAVE RADIOは母が昔使っていた物があったから、出してもらって修理して使おうと思った。
 残念なことに、2006年現在はWAVE RADIOも、CR101もスーパーオーディオCDやDVDオーディオに未対応。もしも対応していたら買っちゃったのに。

WAVE RADIOの修理

 母が持っていたのは1997年製、初期型WAVE RADIO。1999年ぐらいに、たなの掃除のためにWAVE RADIOをちょっと上げて、コトっと置いたらもう電源が入らなくなっちゃったらしい。ちょうど保障期間が切れた後だったため、修理に出さなかったらしい。だから実際に使っていたのは1年ちょっと。
 母に頼んでWAVE RADIOを出してもらう。CDケースよりも高さが低く、小さい。電源を入れてみても、たしかに液晶画面がつかない。でも、耳を近づけてみるとかすかにラジオっぽい高めのサーッという音がする。母によると、1999年当時Boseのサポートに電話してみたら、うちのケースの場合は修理費は3000円かからないのではと言っていたらしい。でも、また壊れたらと思うとめんどうになっちゃったらしい。

 母から家の近所の全国チェーンの家電修理店で修理を頼んでと言われたので、とりあえず修理店のサイトで質問事項にチェックを入れて、送信してみた。

  メーカー : ボーズ
  品名 : CDラジカセ
  症状0 : 電源が入らない
  発生タイミング1 : いつも
  型式 : Wave Radio
  お買上げ時期 : 1997

翌日返信があり、すばやい対応には好感を持ったものの、

 お問合わせのボーズ・CDラジカセの件ですが、電子部品および回路の修理でお直しできる場合、15,750円(送料別)の修理代金となります。15,750円を超える修理の場合は、再見積致しますので、ご検討ください。尚、再見積後の修理中止又は、未修理で返却させて頂く場合も、着手料(診断料)1,050円、送料2,415円をご負担いただく事になります。

とのこと。これならボーズ・サービスセンターに修理依頼した方がいいな。もう一度メーカーサポートに問い合わせてみると、「97年にマイナーチェンジをしています。中を開けてみないとわかりませんが、部品が無い場合は修理ができないケースがあります。この修理の場合は5000円かからないのでは。」とのこと。そこで修理品送付用依頼書を印刷して、

【故障状況】
・電源が入らない。(掃除の時、本体を5cm〜10cmぐらい上げて、棚をふいて、本体をコトっと置いて戻したら電源が入らなくなってしまった。1999年ごろのことです。ライトはつかないけど、コンセントを入れて耳を近づけるとサーッという音がします。)
・機器内部の掃除も希望。
【見積】
  条件付 限度額 ¥10000以内の場合は修理実施、限度額を超える場合はご了解後の修理実施
【支払方法】
代金引換 (宅配業者が修理完了品をお届けした際、その場で代金をお支払いいただきます。修理完了後、即日出荷になりますのでお手元に最も早く製品が届くうえ、振込の時間と手間がかからない大変便利なシステムです。)

として、アフターサービスページに載っていた修理送付先へ宅急便で送った。送って2日後、ボーズから「WAVE RADIOの修理が完了したので代引きで送ってもよろしいでしょうか。外付けCDプレーヤーCDM8IIIは、部品が無いので修理不可能となります。」という電話あり。代金は2352円。限度額の1万円以内で済んだから、てっきり連絡無しで送ってくれるのかと思った。もちろん送ってもらうことにした。翌日、WAVE RADIOは修理から直って帰ってきた。たった3日で手元にもどるんだなあ。

修理伝票 モデル名 WAVE RADIO
(症状) (故障内容) (修理内容)  (数量) (単価) (金額)
電源入らず
内部清掃・メンテナンスご希望
回路故障(電源) トランジスタ 1 240 240
分解清掃、各部調整・点検 1 0 0
各部半田補修 1 0 0
工料 1 2,000 2,000
112
合計 \2,352

 送る時にかかった宅急便料金が1060円だから、修理にかかった総計は3412円。良心的。こんなに安く簡単に直るんならもっと早く修理に出しておけばよかった。WAVE RADIOはバージョンを変えつつもまだ出ているから、9年前の製品でも合う部品があったんだな。
 一緒に出した外付CDプレーヤーCDM8IIIは、母に聞いたらもともと壊れていなかったらしい。WAVE RADIOと繋げてみたらCDが聞けた。

WAVE RADIOの音の感想

 今まで使っていたカシオのラジカセと全然音が違う。今までのラジカセの半分の大きさなのに、音がいいところがすごい。ただ、よく言われるようにボーズは低音が強いので、クラシックよりもポップスやロックの方が向いている。
 カセットテープはWAVE RADIOの外部入力に繋げて聞いている。カセットテープのコーラスが、今までのラジカセだと受信状態の悪いラジオっぽかったのがはっきり聞こえるようになった。(2006/3/5)

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