TOEIC受験記

TOEIC 2004年9月

 TOEICは、日本で就職する際に一番参考にされる英語コミュニケーション能力テスト。英語圏への留学や海外出張はTOEICで730点以上とっていることが目安らしい。就職サイトの語学系求人情報を見ていると、通訳、海外とのやりとりなどの場合は700〜800点以上、補佐的な翻訳業務、日常会話などの場合は550〜600点以上を求められるようだ。
 やっぱりTOEICも受けていると就職に有利なんだなあ。TOEICは点数制だから今の状態でもある程度は取れるだろう。とりあえずは500点取れればいいや。受けなければすなわち0点ということだし。
 ということで、前々から気になっていた資格だったTOEICを受けることにした。TOEIC公式サイトにて2004年9月19日日曜日に行われる予定の第109回TOEIC公開テストを申し込む。受験料は6615円でした。

試験準備

 試験対策は何もしないつもりだったけど、試験3週間前になってやっぱり1冊ぐらいはやっておこうと思い直す。
 私は語学を学ぶ時はコストパフォーマンスの高いCDつきの本を選ぶようにしている。だって某英語教材なんて書籍が1700円なのに別売CDが3000円もするのよ!書籍1600円でCD3900円なんてのもあり。それだけCDのボリュームもあるんだろうけど、多分やりきれないだろう。
 ヤフオクで「CD TOEIC」で検索してみると、『初めて受験するTOEICテスト入門講座 CD付き』という本がかかったので、680円で落札。ところが出品者が外出されていたため3日ほど連絡が取れず、届いたのは試験2週間前。
 届いた本で学習する前に、書き込みを1時間かけて消す。こんなに書き込みあるとは思わなかったよう。やっぱり書き込みは無い方がいいなあ。学習開始。リスニングがつらい。しかし、本に載っている文を見てみると使われている単語自体にはそれほど難しいものは無い。目で読む分には簡単なのに!

 TOEICから受験票も届いたので、受験票に写真を張り、欄に名前を記入。これ、写真の裏に名前と受験番号を書かなきゃいけなかったのね。一回張り付けてしまってから説明に気づいたので、はがして記入してから、またのりで張り付けました。
 試験前日、念のため鉛筆を2本にシャーペン1本を準備。教材CDを入れて、ポータブルCDも持っていくことにした。あと図書館に返す本も持っていったんだけど、荷物は最小限にしておいた方がよかったのでした。

会場にて

 会場は某大学のキャンパス。入口で年の頃20歳ほどの背広のお兄さんからTOEIC会場への地図を渡される。大学生かなあ。人の流れについていくと会場に着いた。受付は11時30分から12時20分まで。教室前で受付を済まし、席について待つ。私は11時50分ごろ着いたけどもう席の3分の1は埋まっていた。

 荷物はどこに置くのかなと見ると、他の人は座席下の床や、隣の空席のいすに置いていた。あと、教室机の棚にも置けそうだと思ったのだが、かばんはぱんぱんだったので机の棚には入りそうもないし、床の上に置くのは避けたかったので、右隣のいすに置いちゃうことにした。右2つ隣の人が置けなくなっちゃうからちょっと悪いなと思ったけど、これは早い者勝ちだろう。

 机上にマークシート表が置いてあったので見てみると解答用紙。名前欄とか受験番号欄とかアンケートとかもあったので、マークシートで塗りつぶしておく。その後、持っていった対策本をながめていたけど、それから結局CDは聞けず。今度TOEIC受ける時はCDは持ってこないようにしよう。

 12時20分に試験官(30代後半ぐらいの女性。きっとTOEICの高スコア持ってるんだろうなあ。)から試験案内があり、13:00から試験開始。Listening Part 1の写真描写問題は結構できたと思う。でもその他のは……。Readingは、Directions(指示)まで丁寧に読んでいたら最後の20問が残ってしまったので、Aを全部塗りつぶしておいた。4分の1の確率で当たっているだろう……。ちゃんとやったらできそうだったのに。今度受ける時はDirectionsは読まないようにしよう。
 問題用紙・解答用紙の回収時、問題用紙にも名前と受験番号を書いた。後でもらえるのかな?

感想

 試験会場は大勢の人がいるとは思えないほどとても静かでした。まあ、みんな個人で来ているし、騒音立てたら退場・採点無しもあり得るからね。男女比率はぱっと見たところ半々か、若干男性が多いぐらい。年輩男性も何人か見かけました。きっと英語の先生とか、あるいはビジネスで英語を使っている人なんだろうな。

 試験時間が2時間に待ち時間が1時間強で、3時間かかるテストでした。それにしても『初めて受験するTOEICテスト入門講座』、全然問題数が足りない。TOEICはListening 100問、Reading 100問なのに150問ぐらいしか入っていない。あれはあくまでTOEICってどんなものなのかなって知りたい人のための入門書だな。過去問とか公式教材をやっていた方がよかった気もする。

 今はTOEICからの結果の郵便を待っている状態。500点行っていればいいなあ……。

2004/09/26

結果は試験1カ月後に郵送で届いた。Listening 235、Reading 230、Total 465。

TOEIC 2005年9月

 2005年09月25日(日)、1年ぶりにTOEICを受験してきた。今回は試験対策をあまりできなかったが、Directionsを読まなければ点数が上がるかもしれない。
 試験中、隣の受験者の騒音が気になる。鉛筆で塗りつぶす音や、ページをめくる音が速い。750点以上取れる人なんだろう。レベルの差を感じる(マイペースでやるからいいんだ……。)。

 3週間後の2005年10月17日、TOEICオンライン受付センターから「テスト結果表示のお知らせ」メールが届いた。そこで、TOEICインターネット・サービス(個人向け)サイトへテスト結果の表示を見にいくと、545点。前回より80点アップ!
 10月25日に郵送で届いた「OFFICIAL SCORE CERTIFICATE」を見ると、Listeningが235で前回と同じで、Readingが310。
 次回は600点突破が目標。

2005/11/26

TOEIC 2006年9月 Newton TLT

Newton TLTソフトを購入

 2005年8月、なかなかTOEICの点数が上がらないので悩む。時々目にしたNewton社TLTソフトの新聞広告には「750点保障」とあったけど、本当に750点超えられるのかな。でも高いんだよなー……。お値段が10数万したっけ。
 ヤフーショッピングで検索してみると、「ニュートン社NewtonTLTソフトCD 6月限定キャンペーン版 TOEIC(合格保証あり)57,000円」があったので、思い切って買ってしまった。しばらくしてCD-ROMが届く。案内書を見ると全額返還の条件は、全てのCD-ROMに合格することと、有効期限(2006年7月末)までにTOEICを2回受験し、その結果が500点以上750点未満の場合とのこと。
 有効期限は1年後だから、750点行かなかったとしても全額返還は受けられるかな。

長時間連続の勉強はできない

 CD-ROM複数枚をパソコンにインストール。DVDだったら1〜2枚で済むのに。まだまだ世の中はCD-ROM主体だ。
 パソコン用英語学習ソフトは使ったことが無かったので、最初の数カ月は目新しさもあって、1日に5時間ぐらいやる日も出てきた。
 でも、長時間自分の部屋に閉じこもってやっていると、家事や犬の世話がおろそかになって親が不機嫌になるので、長時間はできなくなった。それに、部屋で集中している時に家族に呼びつけられると−−テレビの録画してとか、おやつ買ってきたよとか、甥っ子(2歳児)のめんどうをみていてとか、ネットでの調べものとか、これオークションで出せるかなとか、お客様が来るから掃除を手伝ってとか−−せっかく調子が乗っていても中断してしまう。いい歳をして無職で家にいると家族にあてにされてしまう。犬猫を飼わないで1人暮らしだったら、自分の時間を全部自分で使えるのに。それでも「勉強しているから部屋にいる時は話しかけないで。」って言ったら、少しは気を使ってくれるようになったが……。長時間PCモニターをながめていると目が充血してきて疲れるから、やっぱり1時間半ぐらいで休憩を取るのでちょうどいいのかもしれない。

時間がかかり過ぎて飽きる

 学習開始から3カ月を過ぎたあたりで飽きてきた。退屈で単調でつまらない。こういう単調な作業を気分よく続けられるのは1日30分程度。がんばっても1時間半。で、「単語+熟語」を2005年秋、「Listening」を2006年春、「文法・語法」を2006年初夏、「長文読解」を2006年夏〜秋のような感じでやった。
 こういう方法の弱点は最初の方にやったところを忘れてしまうところ。TOEIC900 英語勉強法 短期学習スケジュールみたいに、1日3時間ぐらいで、文法、単語熟語、リスニング、リーディング等を30分ぐらいずつ毎日バランスよくやればよかった(T_T)この方法だったら、TLTソフトでなくてもよかったなあ……。NHKラジオ講座の方が、BGMとか効果音とか入っているから聞いてて楽しいし。

ソフト名 総学習時間 学習開始日
単語+熟語3000 Level A 9:59:13 2005/08/19
単語+熟語(例文演習 Level A) 17:09:53 2005/08/19
単語+熟語3000 Level B 13:28:41 2005/08/23
単語+熟語(例文演習 Level B) 25:00:03 2005/10/13
単語+熟語3000 Level C 17:18:59 2005/11/22
単語+熟語(例文演習 Level C) 16:32:12 2006/03/28
リスニング Part I (準備) 1:04:27 2005/08/19
リスニング Part I (実戦) 5:11:23 2005/08/26
リスニング Part II (準備) 1:07:32 2006/04/12
リスニング Part II (実戦) 7:11:31 2006/04/13
リスニング Part III (準備) 1:00:45 2006/05/02
リスニング Part III (実戦) 6:53:55 2006/05/03
リスニング Part IV (準備) 3:17:59 2006/05/07
リスニング Part IV (実戦) 4:14:39 2006/05/09
英文法・語法 Part V & Part VI 41:27:14 2006/05/11
長文読解 (Level A) 50:23:35 2006/6/10
長文読解 (Level B) 49:41:37 2006/08/08
長文読解 (Level C) 47:22:18 2006/09/03
318:25:56
(注:長文読解Level CはTOEIC受験後の2006年10月2日終了)

 318時間の学習をするのに1年間かかっている。こんなに時間がかかってしまったことの一因は自動車学校に通っていたから。ずっと運転免許を取るつもり無かったんだけど、こういうつまらない学習を1人で半年もやっていると、「世の中にはもっと少ない時間で確実に取れて、生活や就職の役に立つ資格が他にたくさんあるはずなのに」っていう雑念が出てきてしまうのね。結果、時間がかかりすぎて全額返済の有効期限が過ぎてしまった。こんなんだったら、オークションで出ている2003年ごろのCD-ROM版TOEIC TLTを1万で購入すればよかったよ。

TLTソフトのよい点

TLTソフトの悪い点

新バージョンのTLTソフト

 実は、平成17年10月に新バージョンのTLTソフトも送られてきた。良心的ね。新バージョンでは、「例文演習レベル ABC」への音声の追加、フルスペルで入力するシステム、演習の進行方法(「初回」終了後に次の問題に進める。)などの改善があるらしい。しかし、こちらまで手をつける時間はなかった……。
 平成18年春、TOIEC公式サイトから「2006年5月からTOEICテストをリニューアル」というお知らせが。あああ。だからニュートン代理店が2005年の新方式に対応していない新バージョンソフトを送ってくれたのかなあ。

TOEIC受験

 いつまでも終わらなくてだらだらしてしまうので、2006年9月24日日曜日、1年ぶりに受験することにした。今回はリピート受験割引対象になるので、受験料は6000円(TOEICインターネット・サービス《個人向け》で申し込むと1年後の受験が割引対象になる。)。
 受験日当日、TLTはほとんど終わっていたけど、長文読解Level Cの問題編が後半分だけ残っていた。ああ本当は全部終わらせてから受けたかったな。
 TOEICリニューアル後初の受験となるが、問題はそんなに変わってなくてほっとした。リスニングは去年よりは聞き取れた。リーディングもこの問題TLTソフトで見たことある!っていうのがいくつかあった。でも、今年も全問やりきれなかった……。去年とあまり点数が変わらない気がする……。
 ネット上の情報を見る限りでは、他の教材と併用して750点以上取れたっていう人と、純粋にTLTソフトだけやって750点以上取れた人といるようだけど、私は純粋にTLTソフトだけで取れたという人はNewton関係者ではないかと疑いの目で見ている。

2006/9/25

結果

試験回数 試験日 Listening Reading Total
125 2006/09/24 230 315 545

 1年前と全く同じ545点……。

2006/10/18

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